今住んでいるコンドで大規模な水道管の取り替え工事がありました。
プラスチックの水道管から銅へ
州の条例だか規定の変更にあわせて、プラスチックの水道管からCopper(銅)へ替えなければいけないとのことで始まった工事です。壁全体と配管、二つの業者が出入りするそうです。
マンダトリールール
工事の通達メールには以下のことも書かれていました。
工事期間中、各ユニットは部屋の鍵をセキュリティーデスクに預けて関係者が立ち入りできるようにしなければなりません。工事箇所はユニット(パイプ)の場所によって2〜4箇所。施工箇所に置いてある家具は自分で動かさなかった場合、$30にてこちらが移動させます。
パンデミック禍での工事での対策
またこのようなことも書かれていました。
パンデミック禍での工事ということで、Sanitization(消毒)には気をつけます。靴にはカバーをつけユニットごとにカバーを取り替えます。ツールには各ユニットでの使用ごとにSanitize・・・うんぬん。かなり気を遣いながら工事をするので安心してね、ということのようでした。
工事開始
初日はマーキングのみ。うちのユニットの取り替えは二箇所のみでした。
壁に穴を開ける
工事の人は毎日来るわけでもなく、来る日もあればこない日もありました。
この日は私が扉を開けると、住人がいることを見て慌てて靴カバーを履いたカナダ人のおじいちゃん。彼が壁を開けていきました。
恐らく彼は人がいなかったらカバーはつけないという事でしょう。(誰も見てなかったらいい=カナダあるある😇)
ガッツリと大穴。
ギアガの大穴のようです。(ドラクエ好きにしかわからない)
拡大
汚いです。たくさんの人が出入りしますし、同時にすべてのユニットをやらないといけないので細かいことは気をつけていられないのでしょうが、される側にとっては結構なストレスです・・・。
こういう人もやってきます。
この人はマスクをしていたものの靴カバーもせず、終始態度もマナーも悪く、さらにSexistだったのでムッときたこともあり、流石にメールにて苦情を申し立てました。
コンプレイン内容は3点、
・メインはSanitizationへの意識のこと、
・人々の無駄な往来が多すぎること(水だけ持って部屋に入ってくる等)、
・同僚が仕事をしている間、うちのベッドに勝手にもたれかかって座って談笑(休憩?)だけして帰った人がいたこと、です。
パンデミック渦ということもあり、今はセンシティブなのでなるべく気を付けて欲しいと書きました。
あちらからすれば何十、何百と仕事する部屋の中のただ一部屋でしょうが、コロナ禍でのアジア人なので気になります。
パンデミック、アジア人なので余計に気になります
翌日、なんとうちの扉横にだけ「消毒セット」が置かれました。
ノックが聞こえたので扉を開けると、やってきた人がこれ見よがしに目の前でキットを使用し、靴にカバーをかけ始めました。
そのオーストラリア訛りの少年には、口頭でどうかセットは持って帰って欲しいことと、うちがセンシティブな理由を一応説明しました。
「あなたに個人的に言っているわけではないので悪く思わないでね。うちはアジア人だから、もしこのユニットから陽性が出てしまうと『お前たちがコロナを連れてきた』って誰かに言われちゃうと嫌だから今はとてもセンシティブなの。」(保守地域在住)
実際にコロナ関係で言われたことは今のところないですが、ニュースや身近でも聞く話なので気になるところです。幸いにも彼は良さげな人で変な雰囲気にはなりませんでした。
パイプを取り替え
毎日の人の出入りがストレスでこの日は外に出てました。そういう日に限ってパイプ交換があったようですが、そういうわけでどのように変えられたのかはわかりません。
壁仮塞ぎ
壁は仮塞ぎの状態です。
壁正式塞ぎ
壁の穴が正式に塞がれました 。
コーンロウみたいな頭をしたカナダ人がやってくれました。
見た目がやや怖くてギョッとしたのですが、とても明るい人で楽しい話をしながらもちゃんと手を動かしてくれました。
それもそのはず。彼、なんと高校時代からずっとこの道一筋なんだそうです。今42才ですって。
人を見かけで判断してはいけませんね。反省です。
なんか色々と新しいです
ペイント準備
この日もコーンロウの彼がやってきてペイント準備をしていました。
何かを塗ってオリジナルの壁と凹凸の差が出ないようにやすりをかけてくれています。
夫が帰ってきていたので彼と夫も少し話をしていましたが、韓国人だと知ると「うちで働かない?」とスカウトしていました。笑
韓国人は兵役期間の間にこういうこともやるらしく、未経験者であっても修理関係のことができることを知っていたようです。
夫は「こういうのが楽しいのは知っているけどね・・・」と返していました。
こちらもしてくれました。
コロナで色々と気になるので、ベッドセットを立ててさらにカバーまでかけています。
壁のペイント
壁のペイントをしにきてくれました。
この日も中東系の方でした。強面ですが仕事はきっちりとやってくれました。職人肌なのかな。
二度塗りしてくれました。
これはまた別日かな。記録を取っていないので細かいことは忘れてしまいました。
こちらは熟練にみえるローカルの人がしてくれました。パイプの上にカバーを被せて終わり〜。
っと、簡単に書きましたがこのカバーを作るのが結構大変だったみたいで試行錯誤していました。
出来上がりです。下から見えるオレンジ色のものはバルブ。最後にバルブを回してセントラルヒーティングがちゃんとつくかを確認していました。
バルブを中に入れました。
後日、再度壁を塗りに来てくれました。直した部分と壁との結合部分がひび割れてきてしまったからみたいです。やっぱりひび割れきたな〜と気にしていたのでヨカッタ。
おわりに
このようにして水道管の取り替えが終わりました。うちのユニットは9月6日から10月末まで約2ヶ月間かかり、合計で8段階ほどの工程がありましたが8日間で終わるというわけではありませんでした。またコロナ禍ということもあり、業者が入る日は出て行った後に完全に部屋を大掃除する日々でした。
蓋を開けてみると、州法だか条例云々に従うためというよりも、去年Burst(水道管破裂)したユニットがあったので今年の冬のBurst対策が実際の理由のようでした。しかし、途中で予算が尽きてしまったので、コンド全体での取り替えはできなくなってしまったそうです。
施工者「せっかくこうやって替えても、全部やらないと意味がないんだよね。どこかでBurstしたら全て水の泡なんだけどなぁ」
えええぇ!!!それは勘弁して欲しいです・・・。
後日談: