夫が義母に妊娠プランを伝えたところ、否定的なことを言われたようでいじけてしまいました。
※当たり前にちょっと変な(不思議な)話が出ています。苦手な方はご遠慮下さいませ。
前回子供を産むかどうかについて書いた記事:
夫は婚外子
突然ですが、うちの夫は実子ではないようです。父親は同じでも外で出来た子であるようです。
浮気相手との子なのか、遊郭みたいなところでできたのかはわかりませんが、遠い記憶で幼い頃にそのような会話を両親が話していることを何度か聞いたことがあることと、実際兄や姉とは母親からかなりの差をつけられて育てられたようです。
夫曰く、事実を受け止めることが怖くて直接聞いたことはないようですが、確かに夫は義父&義祖父にはかなり似ていますが、義母さんには身体的特徴では全く似ているところがないんですよね。
これについて悩んだ時期が長かったようですが、客観的事実として母親に育ててもらったことに変わりはないし、父親にも可愛がってもらえたのでその恩を返したいと今は思っているようです。
自分も夢現の中でどなたからか『血の繋がり ではなく 魂の繋がり』と言葉をもらったことがありまして、血が繋がっていても親子の縁が薄いところもあるわけで、血はあまり関係ないのかなと思うようになりました。
義父が子どもを欲しがる
義母ではなく義父の方なんですが、夫の子を見たがっている姿が何度も思い浮かぶようになりました。確かに夫は義父に背格好だけではなく性格も似ているので、可愛いのは自分に似ている末っ子という感じでしょうか。
この話をしたら、実際夫は義父と二人きりになった時に、『一人だけでもいいから産んでくれ・・』と懇願されたことがあったようです。
そんな話があったことは聞いていませんでした・・・。
そういうこともあって、自分の年齢的なこともあり、私も義父のために子どもを見せてあげたい・・かな?(嫌だけど・・)みたいな感情に変わってきたため、産んでもいいかな?(嫌だけど・・)と考えるようになりました。
言うまでもなく、義母の方は韓国で会う度に、夫へは電話する毎に「子ども産め産め」攻撃があります。
夫いじける
そういうわけで、望み通り子どもを産み育てると言う選択が多少なりとも親孝行になるのであれば・・・とざっとプラン『漢方で体内を整える→妊活→韓国で出産→産後院→予防接種終了(後カナダに戻る)』を義母に伝えたところ、思いがけず反対とも取れる否定的なことを言われたようで、かなりいじけてしまいました。
夫は「もう釜山に行っても実家に立ち寄らない」「(お母さんに)電話しない」なんていい出す始末です。
義母は変わらない
このお母さん(義母)って、性格がきついんですよね。それとまた悪い癖が出て、夫との電話の中で感情をまた爆発させてしまったようです。
そういう態度がうち(主に嫁である私)を遠ざけているということに、いい加減気付いてくれるといいんですけれど、70歳になった義母がこれから変わることはまずないでしょう。残念です。
以前の義母ブチ切れ事変:
反対の理由
思い当たる反対の理由は、大きく分けて二つあります。
一つは、年齢的に孫の面倒を見ることが難しいということ。
義母は結構面倒見の良い方で、私からすればそこまでしなくても良いほどに世話焼きです。自分の体力が年々減ってきていることと、韓国語ができない嫁の代わりに手続きなどを全て自分がしなければならないと考えてしまっているのかもしれません。
二つ目は、これは夫が言っていたのですがどうも『遺産目当て』だと思われた様子。
コロナが話題になってから、私が「お義母さんに週一くらいは生存確認と報告で連絡してあげたら?」と言うようになり連絡を始めた夫です。
しかし、海外生活が長く連絡も以前は頻繁にしなかった過去があるわけで、「韓国でいつも面倒を見ているわけではないのに、急に連絡を取ってきたのは遺産目当てだと思われたのかもしれない。なんかそう思われてるって感じた」のだそうです。
遺産目当てだと思われた理由=婚外子だから惜しい?
「結局、俺は本当の子じゃないから、下手に韓国で子ども産んじゃうと遺産も分けないといけなくなるから、今さらなんだ!って気持ちなのかもしれない。」とすっかり落ち込んでいる様子の夫に、かけてあげられる言葉がみつかりませんでした。
遺産なんてこちらは全く期待してもいませんでしたよ。そもそも義父母ともにピンピンしてますし、元気なうちからそんなことを考えるだなんて、韓国ドラマならあり得るのでしょうか?
私はドラマは韓国ものに限ったことではなく大河くらいしか観ませんし、興味もないのでこんなことを考えられるとは想像もせず、話を聞いて夫とともにショックを受けてしまいました。
お金問題は実に難しい
お金はないよりはあるに越したことはないですが、お金があったところで愛のない人生は虚しいものでしょうし、ないからこそ得られる学びもあるでしょう。反対に、お金がありすぎることで親族と何年も揉めている友人や知り合いを何人も知っているので、お金というものは実に難しいものだと思ってしまいます。
個人的には、遺産は『徳の貯金』が一番ありがたいのかななんて最近は思います。
オンマは今もオンマのまま
韓国は住宅の値段が高騰しているようで、そのおかげで今では義実家にも多少の余裕があるようですが、それでも夫にとっての義母は貧乏のどん底の中で泣きながらおかずを作っていたーか弱い細い手をしたオンマ(お母さん)なんですよね。
私がそのような映像を先日観て思ったんですが、そろそろ40代に入る彼の育った世界は、日本でいう戦後のような感じでした。
若かりし頃の義母は泣きながら洗濯板(!)で洗濯をしていたり、冷蔵庫と思われるものの前で同じく泣いて肩を震わせながらおかずを作っていました。遠くから3、4才位の夫と思われる幼子がその姿を見つめています。
そのオンマ(母)をいつか助けてあげたい・・転じて親孝行したいという純粋な気持ちがうまく伝わらないだなんて、身内なのに悲しいです。
口で何か言っても無駄だと思うほど義母は興奮していたようで、夫はそのまま電話を切りました。
おわりに
そう言うわけで、現在夫はすっかりいじけてしまっています。意気消沈というかなんというか・・。
「うちは子ども産まなくていい」「韓国も行かない」「釜山に行っても家には行かない」なんて力なくこぼしていました。
このまま妊娠プランがたち消えになっても私の方は一向に構いませんが、夫の気持ちを考えると胸が痛いです。
禍転じて・・?
そんな話をしていたら、夫が「コロナが落ち着いたら日本に(旅行に)行きたい」と言いました。
「え?韓国じゃなくて?(嬉しい)」と聞くと、
「俺、バイクで一緒に遍路する(付き合う)」と言うではありませんか!
どうも「D川さんの原付充電旅」のTVと、四国に出かけていた「たっちゃんねる」(夫の好きな食レポ旅おじさんユーチューバー)、そして最近私が行きたいと言っている「お遍路旅」とを併せて考えているようです。
・・・いつも思うんですが、結局いつも願いが叶うのは私のことなんですよね。漁夫の利みたいでなんか悪いな〜。(嬉しい)