例年だったら、今頃夫はチェサ(旧盆行事)に参加した後お墓参りなど行っている時期でした。
チェサロス夫
今年はコロナの関係でそうもいかないので、カナダからなんとなく遠隔参加してみるのみ。事情が事情なので仕方ないのですが、料理好きの夫はチェサを準備していく独特の雰囲気を味わいたかったようでして、どうも若干チェサロスのようです。
遠隔チェサ:
天ぷらを揚げ擬似チェサ体験
だからなのでしょうか。いきなり思い立ったかのように夫が「よし、揚げよう」と言うと、そのままほぼ無になって天ぷらを揚げていました。
私が写真を撮っていることにも気付いていなかったみたいです。
即席天ぷら粉は手作り
天ぷら粉ですが今うちにはなかったので、夫が急遽オリジナルな揚げ粉を作っていました。
「天ぷら粉=薄力粉+ポテトスターチ+水+塩+酢」であるようです。
酢を入れるんだ!
沢山揚げすぎないでよ。うちは二人だけだよ〜。本当のチェサじゃないよ〜。と今回も呪文のように繰り返した結果、夫にしては少なめに揚げてくれました。
自作の天ぷら粉には驚きましたが、出来上がってみると結構いい感じになっていました。
味も違和感なく衣がサクサクしていて美味しく食べられたので、これだったらわざわざ天ぷら粉を買わなくてもいいかも〜? って思いました。
撮り忘れてしまいましたが、天つゆも昆布を煮出すところから始まったんだそうで。
私ならダシボトルで一発ですけどね、料理が好きな人っていうのはこんなものなのでしょうか。
と思ったら、夫「天つゆってカナダで買うと結構高いよ。自分で作った方が美味しいしコスト微妙に安いよ」だそうです。
・・・微妙ならば、やっぱり私ならボトル一発かな?笑
なーーんてっ( ^ω^ )
シデギの味噌汁
シデギ(大根の葉(乾物))がどうのとグツグツ煮込んでいたので、今日のスープ枠は大根の葉っぱの味噌汁かな?ってワクワクしていましたが、
夫「シデギは明日だよ。乾いたやつ(乾物)だから今日はまだ食べられないよ」
ですってよ。
前日から煮込み始めるとか・・
それにしてもスープの割合がとても少なく感じますが、まぁいいのかな。
天丼
さて、出来上がったものをみたら天丼になっていました。
ガッツリと天ぷらが上に乗せられていて、ワイルドライス等の混ざった赤いお米がほぼ見えません。
作ってくれるのは嬉しいんですが、夫の用意する量って半端なく多いんですよね〜。
ちなみに彼はさらに作り置きおかずも数品並べて食べていました。
バンチャン(おかず)がないと食べた気がしないみたい。
って、天丼って天つゆを絡ませないスタイルなのね?
異文化交流
数日前、夫が韓国料理を欲するのでキムチ鍋にエビを入れてエビキムチ鍋を作ってみたところ、「斬新だね・・。普通キムチ鍋にはエビは入れないよ・・・」と引き気味に言われました。
が、私からすれば彼の和食にもお味噌汁に生ひじきが入っていたり、何にでも唐辛子を入れようとしたり、このような天丼ができたりと結構斬新です。
同じ東アジア人と言えど、いまだに日々異文化交流ですわん(^^)
おわりに
揚げた物の内容などは結構違いますが、一応こんな感じで夫のチェサロスは多少解消されたようです。