「月餅を食べたことがない」という話をしたら、夫の後輩君がプレゼントしてくれました。
香港系カナダ人が好む月餅
後輩君の彼女は生まれも育ちもバンクーバーな香港系カナダ人です。(後輩君は子どもの頃に中国から移民してきたそう)
バンクーバー(多分正確にはリッチモンド市)には香港系のお店が沢山あるのだそうで、しょっちゅうBCに里帰りしている彼女さんがうちの分まで月餅を買ってきてくれたんだそうです。
大学の時のゼミの教授が中村屋の月餅が好きで、「教授がよく月餅愛の話をしてたんだよね〜」って話を前にしたことを覚えていてくれたみたい。
一方、こちらの月餅は香港系の方々がよく好むメーカーの月餅なんだそうです。
初めての月餅
月餅って、「Moon cake」と少し前から中華系スーパーで売られているのは見かけたことはありましたが、知識なしに知らないものを購入するのはちょっとと思っていたんです。気になりながらも購入をためらっていたところだったので、タイミングもありちょっと怖くもあり嬉しくもありました。
こちらが今回いただいた月餅です。
月餅のはじまり
月餅は昔の中国で『8月15日の中秋の名月に総攻撃を仕掛ける』という密書をおまんじゅうの中に入れて届けたという話にもとにできたんだそうで、今では中秋の名月のお供として欠かせないものになったんだそうです。
満月の日と饅頭の丸さにちなんで出来ているそうですが、こんな話を聞いたら歴史好きの私はテンションが上がってしまいました。
「12、3世紀頃の話じゃないかなぁ?」とのことなので、キングダムの時代とは全然違いましたけどね。笑
箱オープン
中はこんな感じになっていました。
「中に何が入っているの?」と聞くと、
「アンコ、ナッツ、レンゲ、ほかにドライフルーツが入っていることもあるよ」と後輩君。
蓮華?!
わ〜興味ある!
「一番人気のやつにしたからね」と続けて後輩君が言います。
これは期待が持てそう。
月餅
かなりずっしりと重かったので多いかもしれないと思い、まずは夫と半分こしてみることにしました。
半分に割ってみると・・
なんだこりゃ?
アンズ?
ちょっと下の方がどろっとしているのが気にかかりましたが、ドライフルーツが入っていることもあると聞いていたので恐る恐る食べてみることにしました。
味
餡の部分は甘さ控えめのピーナッツベースで悪くない感じ。
では、このオレンジのはなんだろう?
う”・・・
!?!?!?!?
ゲホゲホ・・・
思わず夫と目を合わせました。
どうもこれ卵みたいです。箱に書かれている文字を確認したら(2YOLKS=卵黄2つ)ってガッツリと書いてありました。
自分の確認ミスなので、色々と書きたいですが卵の感想は自粛します・・・
オレンジの正体
「これって何の卵?鶏の味ではないよね?」と夫が後輩君に聞いてみると「アヒルの卵だよ。アヒルの卵の塩漬け〜」と即返信が来ました。
アヒル・・アヒルの卵ってこんな味がするんだ。
後輩君の一言
しばらくすると、後輩君からまた連絡が来ました。
「初めての月餅の味はどう?これ一番人気らしいから気に入ってくれるといいな。
ま、俺はあんなもの食べたことないけどね!」
ですってよ!
どうもやられたみたいです。笑