需要があるのか非常に謎なんですが、韓国の義母から送られてきた仏教本をはじめて開いてみたので中を少し公開します。
韓国の仏教本
12月頃、韓国人の義母が木彫りの仏像と日本のお線香をセットにして送ってくれまして、その中にこちらの仏教本が二冊入っていました。
しかし、困ったことにタイトルがよくわかりません。
ハングルはABCのようなものなので簡単に読めるようになりますが、ちゃんと学んでいない私にはその意味はわかりません。
ところが、自称仏教徒の韓国人夫に聞いてみても「漢字(をそのままハングルに当て字にした)だからわからない」(左の本)とよくわからない返事でした。えー。
韓国人は自分の名前以外の漢字を読めないとはよく聞きますが、夫は日本語を勉強し小学6年生の範囲までは一応漢字も覚えたはずなのですがその程度では甘かったみたいです。話すのと聞くのはほとんど問題ないんですけど、漢字はやっぱり難しいみたいですね。
なのでわかる部分だけを言うと、右の本は「仏字ヨムソンギョン」と書かれていて、内容的に仏様のお言葉=経典だと推測します。
般若心経
わかりやすいのを探したら般若心経を見つけることができました。
最初の摩訶般若波羅蜜多心経と言うタイトル部分を韓国語ではマハバンニャバラミルダシムギョンと言うようで、全体的に音が結構似ていますね。
韓国語バージョンの般若心経では音程をつけて歌うように唱えるようで、YouTubeを検索して聞いてみたらなんだか踊り出してしまいそうな楽しい感じでした。想像したものと全く違ったのでちょっと笑ってしまったけれど、これはこれで明るくて結構好きでした。
後半部分も貼り付けておきます。
最後の「ぎゃーていぎゃーてい」のところは古代の音を文字化したものなので韓国語も一緒だろうと思いきや、「あーじぇーあーじぇー」って書いてあって意外でした。ちょっと可愛らしい響きな気がします。
ほかに、新興宗教とかだったらどうしよう?と身構えていたのですが、内容や発行元を調べたところ普通の仏教モノだったようで安心しました。
懺悔文
もう一冊の方には、懺悔文がすぐに見つかりました。
日本語のものでは漢文のみのバージョンと、和訳+漢文バージョンがあるかな?って思うのですが、韓国語では漢文の韓国語読みのみで下に説明書きがあるようです。
心の平穏を取り戻せるとして人気の写経で、その入門編としてこのように短い懺悔文は人気があるみたいです。
過去を反省して過ちを悔い改めることが懺悔とのこと。
清く正しく美しく生きてきた訳ではないので私なんぞは懺悔しまくりですが、お経を唱えていると、確かに心の中のわだかまりが日々少しずつ溶けていくような気がします。なんかメンタルに良さそう。
おわりに
・・・と、最近の近況を聞かれたので地元の友達に話したら、自分のキャラもあり大ウケされてしまいました。笑
ストレスを減らしたいけど外出が自由にできない今、写経や読経もいいかもしれません。メンタル大事ですもの。
良いものとしてもう一つ大切なもの。永遠という日本のお線香です。義母が日本のものを使っていたのは意外でしたが、送ってくれたお線香の香りにもとっても癒されます。
優しくて嫌味のない良い香り+煙が少ないこともとっても気に入っていて、フンガーフンガーと香りを楽しむのも幸せ時間になっています。もうすぐなくなりそうなので、次は日本から購入しようと思っています。
懺悔文
折角なので 懺悔文全文と意味 を書いておきます。
ーー以下ーー
懺悔文(さんげもん)
我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち)
従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)
<意味>
自分が犯した罪や過ちを悔い改める言葉
私は昔から沢山悪いことをしてきました
とっても昔の過去の世から、欲望と怒りと愚かさによって、
身の行いと、口にする言葉と、迷いの心から生じ、積み重ねてしまった悪です。
それらの全てを今、懴悔します。
ーー以上ーー
写経は毛筆にこだわることなく、筆ペンだとかボールペンで手帳に書くとかでも良いようですよ(╹◡╹)
では、ご安全に〜