今回の生理は少し重いという話をしたら、韓国人夫がわかめスープを作ってくれました。
釜山・ギジャン産のわかめ
というのも、新しい乾燥わかめを買ったんですが、いつもと少し違うわかめなので使ってみたくてウズウズしていたみたいです。
韓国釜山のギジャン産で、色が見るからに他のものと違ったんですよ。黒っぽくなくて、緑。黄緑に近いほどの色鮮やかな緑で、アオサか何かみたいです。
あまりにも綺麗だったので迷うことなくカゴに入れていました。
写真だとやっぱりわかりづらいですね。伝わらなくて少し残念です。
接写してみました。
ギジャン(日本語だとキジャンかも)は昆布やわかめで有名なところで、昔王様の食事として献上していたほど出来の良いものが多く取れる産地なんだそうです。そう言ったこともあって、今でも大切な日だとか重要な日に伝統的な日に食べられているのだそうです。
それならばと喜んでいただくことにしました。
韓国式わかめスープ
30分くらいで出来上がりました。ただし、夜に作って翌日食べましたよ。そうする方が味がよく染み込んで美味しいと夫のこだわりです。
韓国式わかめスープの中に入っているもの
わかめスープの中に入っているものは、ニンニク、角切りの牛肉(ツナでもできます)、海の塩、鍋用醤油が基本です。
今回は韓国レシピにイワシのソースが入っていたとのことで、夫も入れてみたところ正解だったようです。彼が作ってくれるワカメスープはいつも美味しいんですが、今回のは格別でした。抵抗がなければ、イワシのソースをほんの少し入れてみると良いかもしれません。
わかめ美味しい
わかめ自体もとっても美味しかったです。まるでフリーズドライのように新鮮なものをそのまま固めたような感じで、乾物だったことを忘れてしまうようなフレッシュな美味しさでした。
柔らかくて若い青いわかめとでもいうのでしょうか。いくつ口に運んでも胃に負担がかからないような優しい味でした。ニンニクがたっぷりなのにもかかわらず、です。
語彙が少なくてもどかしいですが、私にとっては新しい味の美味しいわかめでした。
ワカメスープは韓国では産後に食べる
ワカメスープは韓国では産後に食べるそうです。なんで産後にワカメなの?と聞いてみたところ、伝統があるとの事でした。
夫の話はこうです。
「昔、クジラが赤ちゃんを産んだときに、わかめをたくさん食べて産後の傷をなおしているのを見た人たちがいて、それから人間も真似して食べるようになったよ。出産した体を治すのに、今でも産後院※では産後二週間か三週間ワカメスープを毎日食べるし、他にも、韓国では『結局海藻が一番体に良い』って考えがあるからそれもあるね。」とのことでした。
※産後院・・・産後に養生するための専門施設。うちの義姉たちは病院に併設されている所を選んだみたいです。
海藻が一番体に良いかも?って話を聞いた時のブログ:
おわりに
あくまで夫の話なので100%ではないと思いますが、面白いなぁと思ったので載せてみました。夫は海の町の人ということもあり、このような海伝説みたいな話をいくつも知っているので面白いです。
他にも、誕生日にもワカメスープを食べる習慣があるそうです。その流れで、生理も出血だから体の中の修復に良いだろうということで、よくワカメスープを作ってくれます。
日本のものとはかなり違ってニンニクの効いたワカメスープですが、生理や産後でなくても免疫力を上げてくれそうで、いかにも体に良さそうなところも良いですね。