食べ切れないほどの大袋に入ったリンゴを夫が買ってきたので、アップルパイを作りました。
うちがカナダで好んで買っているのは『アンブロッサ』という品種です。リンゴ自体に爽やかな甘みがあるので、甘さ控えめの味付けでも、リンゴ本来の味を楽しめる上品な甘さになるのでお気に入りなのです。ということで、『アンブロッサ』を入れてパイ作りです。
ところが、出来上がった甘さ控えめのアップルパイを食べながら至福の時を感じていると、夫がこんなことを言っていました。
「もっとリンゴを煮詰めて、甘くしたら良かったかもね」
えっ!
甘党の夫は、もっと甘くて、形のないものがパイに入っていて欲しかったようです。リンゴジャムくらい煮詰めて欲しかったということでしょうか。
おまけに「俺のイメージではアップルパイってこんな感じじゃないの」と言われてしまいちょっとガッカリ。
「じゃあ、どんなのがアップルパイのイメージなの?」と聞くと、夫がこんなお菓子を買ってきました。
「これ、昔よく食べたよ〜」と夫。
ヘテという韓国メーカーのアップルパイのお菓子です。
こんなのがあるんだ!
折角なので一ついただいてみることに。
中は袋で小分けされていて、5×11センチくらいのサイズのものが15個も入っていました。
袋を開けてみるとこんな感じ。
あーなるほど!これが夫が思うアップルパイなのね。
確かに、リンゴのジャムっぽいものが載ってる〜。
パイ生地はサクサクっとした作りになっていますが、お菓子なのでリンゴの形はなくて、甘さも強めでした。
手軽に食べられるお菓子ということで、そもそも本物を目指してはいないのでしょうが、想像してたよりも簡素な作りで、アップルパイをこれと比べてたの?って思ってしまいました。
たまに食べたくなる味ってことなのかな?
確かに、このお菓子がアップルパイのイメージだったら、ホームメイドのアップルパイは味がだいぶ違いますね。アップルパイの思い出の味がこんなにも違って驚きました。
甘さを抑えた味にも慣れて欲しいんだけど、育った環境が違うとなかなか難しいですね。