Life in Bloom

英語赤点組だった私がカナダで永住権を取得(PNP)。Life in Bloom(人生真っ盛り)という意識で生活するカナダ生活と在住歴のある韓国話をお届けします。

さようなら、短かったBA生活

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 私の期末試験が終わった。ということは、短かった私のBA(ビジネスアドミニストレーション)学習体験も終わったということになる。

 第一印象というのは非常に強烈で、一度感じた印象を覆すことはとても難しい。数学をカナダで学び直したことで、意外にも数学って楽しいんじゃ?って思えるようになり、気がついたら数学のことが嫌いではなくなったという前例があるので、もしかすると同じようなことが起こるかもしれないと淡い期待を寄せながらこなしていたけれど、BAに関しては最初の印象を変えることはできなかった。

とりあえず一学期分だけでも終えたことに多少意味がある・・と言いたい。

 「向いてないだとか好きじゃないだとか、そんなことはやる前からわかってたでしょ?」っという呆れた夫の心の声が聞こえてきそうだけれど、なんせ人生のほとんどで忌み嫌っていた数学を4ヶ月であっさりと好きになれた例があるのだから、やってみないとなんでもわからない。

が、数学のように問題を解く楽しさに目覚めることはできなかったし、経理はそういう次元のものでもないのかもしれない。いまのところ、ある程度のことを覚えたら、ほぼ同じことの繰り返しである。この「同じことを繰り替えす」ということがどうも私には向かず、数学を好きになれたことと経理を好きにはなれない境界線はそこにあるように感じる。

結果、だいたいのパターンが分かってくると、「うちのきょうだいにプログラミングを組ませて続きを全部自動でやってもらいたいなァ」などと、サボることばかりを考えていたのだから救いようがない。

 

 そんな日々の中、関西に住む友人と息抜きにライン電話をしたら、ますますBAを続けていくことが嫌になってしまった。

彼女の働いている会社は新しいもの好きで、事務処理用にAIコンピューターを3台入れたと言うのは聞いていた。導入にあたり大幅に人が削られたそうだ。

彼女曰く、現段階ではイレギュラー事象が発生すると処理できずに人間の手で片付けることになるそうだけど、そのうちそれも含めてAIが自動処理できるようになりそうな気がする。いよいよそんな時代がやってきたかと新しい時代の波を感じると、都合の良いように解釈したい私はますます(BAはやっぱり(私には)違うな)という思いがつのるようになった。

 

そりゃあ今後AIの出現により消えていく職もあるだろうけれど、残っていく職もまた必ずあるだろうに、結局のところ、辞める口実を作るための素材集めをしたかったのかもしれない。将来経理職が減るだとか消えるという予測が立っているからといって、AIの補助処理のような仕事だったら残るかもしれないし、概念自体が全く変わって形を変えるなどして残るかもしれない。そういう予測や見通しの情報からどこを切り取って選ぶのかっていうのは自分次第で、私の場合都合の良いように受けとってしまうのが悪いクセだが、この学期だけ終えたらやはりBAからは離れようと決めた。

 

 人は経験により学習していくものである。一度やってみた人はそれで気が済んだかもしれないが、やっていない者はやってみるまで気が済まないものである。もしBAに入らなかったとしたら、やってみればよかったと一生後悔した可能性もある。

ところで、なんとかパスはできてきているので、「向いてないことはないと思うよ。次も一緒に取ろうよ。やめないで」なんて言ってくれるクラスメートもできたが、一度やってみたい欲を満たすことができたので個人的には十分に満足している。

 

 テストを終え、爽快な気分で家のソファーに横たわっていると、「お金無駄にしたねー」と金銭管理に厳しい夫がのたまった。

ああ、そうだ。この人は終始お金のことを考えているんだった。

うちの会計担当は夫であり、彼の趣味は料理の他に、スーパーのチラシをアプリで見比べることが挙げられる。彼自身は家計簿はつけていないものの、セービングだとか税金に関する情報をどこからか仕入れて実行するなどし、金勘定に喜びを見出している様子。

一度収支管理担当を交代するかと聞かれたこともあるが、何か損をしたらかなり文句を言われそうなので遠慮しておいた。得意な方が得意分野を活かせば良いのである。

そんなにもお金が好きだったら、彼の方が会計学を極めれば良いのではないかと思うが、これを言うとまた怒られるだろうからブログへ書くに留める。

 

 やりたいことしかやりたくない性格をどうにかしたい、と思うことはある。しかし、一度やってみないことにはわからない。はじめてみることでそれがやりたいことだと改めて感じられたり、ガチっとハマってやる気が出ることもあるかもしれないし、全く思えないのかもしれない。なんせ数学の例があるのだから、やる前から諦めてしまうのはあまりにも惜しいような気がする。そのため今回も一応やってみるに至ったが、残念ながらこれはやり続けたくはないと感じたので、支払った一学期分だけを全うしてやめることにした。

 恥の多い生涯を送ってきましたーとつい書きたくなる。これからも挑戦と失敗を繰り返しながら微妙に軌道調整しつつ生活していくことになるだろうが、ひとまずこれで私の短いBA生活にはピリオドを打つ。さて、しばらくはひきこもるぞっ。

 

※話の流れで一応書いたエントリー。学校話はしばらく休みたい気分なので、次からはまた韓国ネタになりそうな予感。