Life in Bloom

英語赤点組だった私がカナダで永住権を取得(PNP)。Life in Bloom(人生真っ盛り)という意識で生活するカナダ生活と在住歴のある韓国話をお届けします。

湿潤療法という怪しい民間療法

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 『なんちゃら健康法』のような怪しい健康法や民間療法が話題になる度に、そのまま素直に信じてしまう痴れ者がいる。私である。

科学的な根拠やデータが出ているものよりも、出ていないものの方が気になってしまうのだから余計にタチが悪いのだけど、なんとなく人間の秘めたるパワー的なものを感じさせてしまうので不思議。

そんないくつもの眉唾ものの健康法の中から、特に気に入って続けている民間療法の1つに「湿潤療法」というものがある。

 

 ウィキペディアを調べたところ、普通に載っていたので今ではおかしな治療扱いをされていないのかもしれないが、先日地元の友人とのライン電話で話をしたら、かなり奇妙がられたので一応注釈をつけておく。(普段日本人との関わりがない生活をしているので、何がどの位置にあるのかよくわかっていない)

湿潤療法は、創傷や熱傷、褥瘡その他の皮膚潰瘍に対し、従来のガーゼを当て消毒薬による消毒をすると言う治療から、消毒をせず、創傷部を乾燥させず、ガーゼの代わりに被覆材を使用すると言った異なるアプローチによる治療法である。 陰圧閉鎖療法はこの一種である。

 

 この「湿潤療法」を韓国生活していた頃からしているが、初めて韓国でホクロをとったのは今から7、8年も前になるだろうか。

韓国では顔にホクロがあると周りからかなりの悪イジリをされるので、大抵の人が顔のホクロを除去する傾向にある。

ただし鼻のホクロだけは例外で「魅力点」と呼ばれ、反対に整形でホクロ形成をする人が多いという謎なホクロ文化がある。

私は遺伝からホクロができやすい体質で、顔にもいくつか小さなホクロがあることがコンプレックスだったので、韓国生活時にこの際だからと顔のホクロを除去した。

ホクロ除去後の傷跡を治す過程が、日本語で調べたところ「湿潤療法」というものにだいだい当てはまる。が、日本で医者からこの治療法をすすめられたことはないので、これも怪しい民間療法ということになるだろうか。とにかく今回はこの話を書こう。

 

 ホクロを除去した後は、ホクロのあった黒い部分が赤い傷跡になるので、除去後数日間は患部に軟膏を塗り、バンドエイドのようなものを貼って患部を密封し生活することになる。

軟膏は医局で処方されるものもあるが、市販薬である「フシディン」という韓国版オロナインみたいなものを塗れば良いと大抵言われる。空気に患部が触れることが良くないので、密封するための大きめのバンドエードのようなものだけは買うことになるが、これは600~800円程度のものだ。

他に注意点として、傷跡は紫外線に当たると変色してシミになってしまうのでなるべく夏の除去は避ける。冬場であっても、日中はカーテンを一日中しめておくなどして、紫外線が当たらないようにする。そんな生活を最低でも5日はしなければならないということで、韓国では、整形をする際についでにホクロも取りまくる人が多いようだ。

 整形は残念ながらまだしていないが、韓国ではほくろ除去後にこんな生活を二週間ほど続けた。おかげで今ではどこにホクロがあったのかわからないほどになっているが、この経験以降「湿潤療法」がすっかり気に入った。

 

 

 実は数日前、うっかり指に火傷を負ってしまった。

お茶でも飲もうと思い、お湯を沸かしたケトルからの水蒸気が指に一瞬当たってしまったのだ。

何かをしている時に声をかけられると、それまでしていた作業のことを忘れて振り返ってしまう私のハムスター脳。その夜も夫に声をかけられたので、振り返って返事をしたところジュッとしてしまった。

 

 ジンジン痛む指を冷水で流しながら、無い頭で対処法を必死で思い出そうとする。

こういう時冷水は逆効果で湯が良い、と医者が言っていた記事があったことを思い出したが、お湯に切り替えてみると我慢ができないほどの痛みだったのですぐに水に戻した。

蒸気による火傷というのは、見た目ではあまりわからないので夫に心配されない。しかし、地味に痛むのが口惜しい。

ヤケドした部分に油を塗ってラップで密封というのがあったナァと思い出したので、バイオイルを塗ってみたが、それもかなり痛く我慢できなそうだったので却下。

結局、伝統的な韓国の方法である「ハミガキ粉」を患部に塗ってみたところ、スウッと痛みが弱まったような気がしたので、これをラップで密封してセロテープでとめて、その晩は寝ることにした。

ところで、ハミガキ粉は家に三種類あるが、重曹系はなんとなくマズそうだと思ったので、フレッシュミントをセレクトしてみた。ちなみに残り1つは日本に行った際に夫がドラッグストアで買ったもので、パッケージの見た目が高級そうだったので良さそうだと思ったようだけど、知覚過敏用のものだ。

 

 話は戻り。夜中はまだ時折ジンジン傷んだけれど、空気に接しないのが良いのか、すぐに治るだろうというプラシーボ的な思い込みが良かったのか、いつの間にか眠りにつくことができており気づくと朝だった。

 2日目。痛みがほぼしなかったのでテープを剥がしてみる。と、患部に空気が触れるからか、もしくは視覚的に火傷跡の赤い部分が見えたからか、またズキズキと痛みだしてきた。

予定ではここでバイオイルに絆創膏で終わろうと思っていたのだけれど、これではダメだということで昨夜と同じようにハミガキ粉を塗ってラップにセロテープ。このまま一日を過ごした。

夜になるとだいぶ痛みが引いてきていたので、患部に塗る物をハミガキ粉から傷跡を消すことに長けているバイオイルへと切り替え、これもまた湿潤にして寝た。

 

 3日目の今日。蒸気による火傷は地味に長引くかもしれないと覚悟を決めかけていたが、「湿潤療法」による処置が良かったのか、はたまたノー天気マインドがよかったのか、だいぶ良くなってきており痛みもほとんどない。

赤くなった患部は腫れることなく、蚊に刺された程度の見た目になっており、ますます夫からは心配されなくなった。気にかけてもらえないというのは少し寂しい気もするが、ヤケド3日目にして日夜苦悶することなく、今これを書くに至るので経過良好と言えるだろう。

民間療法というものは、意外とあなどれないものである。

 

日本でも売ってた↓

※記事はあくまで個人の体験を記したものであり、オススメするわけではありません。ヤケド時に万が一試される場合には自己責任でお願いします。