Life in Bloom

英語赤点組だった私がカナダで永住権を取得(PNP)。Life in Bloom(人生真っ盛り)という意識で生活するカナダ生活と在住歴のある韓国話をお届けします。

必ず毎日授業をフラッと抜け出し、フラッと戻ってくる人の謎

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 毎日、授業中に必ず一度抜け出して、しばらくするとフラッと戻ってくる男子がいる。

 風貌から何となくユダヤ教徒かな?って思っていたけど、どうやら彼もイスラム男子。

 

 

彼のバックグラウンド

 彼の出身国はレバノンであるそうで、レバノンと言えば国民総美女だなんて言われているのをどこかで見かけたけど、それ以外に特に知識がなかった。

ググってみると、なるほど、政治上レバノンはイスラム体制であるようで。

 ところで、彼がカナダ生まれだからなのか、それとも、レバノンが他のイスラム国とはやや違うのか、細かいことはよくわからないけれど、彼は典型的なザ・中東系の性格や性質を持ってはいない。なので、クラス内に数いるムスリム系の中でも、唯一彼にはネガティブな気持ちがなくて、話しかけられれば自分も話をする。

 

何を持っているの

 そんな彼だけど、授業を抜けて外へ出かける時に、何かを持ち歩いていることに気がついた。

何を持って出ていくんだろう?と気になって見てみると、何か小さな袋か何かを丸めて、昔の巻物の書状みたいな感じにして持ち歩いている。

毎日毎日授業中に出ていくのは、あまりにも先生の授業が退屈で、目覚ましだか気分転換のためにコーヒーでも買いに行くんかしら?

なーんて失礼なことを思っていたけど、帰ってくる時にも手にはあの巻物みたいなのを持っているまま。コーヒーカップも持ってはいない。

 

はて?

 

教室内騒然

しかし、数日後に謎は解けた。

授業中、いきなり大音声が流れたのだ。

『うんにゃぁあああーーーーーあらららーーあっらぁーーーむむむむーーーー・・・』

みたいな、アラビア調の聞きなれない音に教室内は騒然となった。

 音の出先は彼のスマホで、彼は慌てて音を止めていた。

これはムスリムの人たちの祈りの時間を教えてくれるタイマーで、どこの学校でも何度も聞こえきたので、すぐに祈りの時間だとわかった。

 

祈りの時間を告げるタイマー

 ムスリムでない周りのクラスメートたちは何の音かわからなくて、この大音量の謎な音をかなり不審そうな目で見ていたけど、そ、そのうち慣れるよ・・とやや先輩面して見つめる私。 

 聞いたところによると、ムスリムには宗派によって1日3回と5回祈りを捧げる人々がいるんだそうで、自分が思うに、どうも1日5回祈る派の人のタイマーが授業中に鳴る傾向がある。

というわけで、彼は毎日決まっている祈りの時間が授業中と重なるので、授業中に祈りマットを持参してどこかへ祈りを捧げに行き、祈りが終わるとフラッと教室へ戻ってきているようだということがわかった。

 

祈りタイマーと祈りへの学校の対応

 祈りタイマーへの対応は様々。

だけど、基本カナダはカトリックベースであるので、自分の知る限りでは殆どの学校が『授業中の祈りを禁止』している。

 このタイマーについても、『そもそも音を鳴らさないようにね』と先生が注意をするのだけど、国や文化によっては何よりも祈りが大事なので、無視するような人もいますわな・・。

 

祈って良い部屋がある学校もある 

 他にも、学校によっては、多目的広場という名目のプレイルームのような部屋を自由に使って良いところもある。

ヨガや瞑想をするのも良しと言う流れで、祈りももちろん良しとしているそうで。

 ただし、やはり授業中に祈りをしにいくことは許されてはおらず、元クラスメートら曰く『祈りは授業の合間にすること』という決まりがあるのだそう。

 

自分の常識は他人の非常識

 『祈りは授業の合間にすること』が決まりなの、と、悲しそうに言ったアフリカ系ムスリムの彼女。

 それくらい常識なんじゃないかしら?と一瞬思いかけてしまったけれど、自分の常識という考えは常識ではなくて、そもそも自分の常識は他人の非常識であることも多いと感じる私のEAP生活。

 『自分の常識は他人の非常識』

この言葉を日に何度も胸に刻んで、人を自分の物差しで見ないことが多文化を受け入れるってことなのかなぁと。

 カナダでカナダ人とはほとんど関われないEAP生活である。

(これが嫌でバイトをはじめた。今はバイトに救われている。)

 

対応に困っているのか微妙な反応を見せる先生 

 話は戻って、先生が微妙な表情を浮かべながらも何も言わないところを見ると、授業中に出ていくことは多文化の一貫として彼を許しているのかしら。それとも、彼女もカナダでは新人教員であるようなので、どうすべきかよくわかっていないのかもしれない。彼女は中国出身なので、かなり授業中の態度には厳しい方だと思うけど。

 

カナダの長所である多文化の受け入れなのか

 彼の性格は悪いとは思わないし、違いを受け入れるというのもカナダの考え方であることは理解している。しかし、授業中に必ず毎日抜け出すというのはいかがなものか。

 トイレへ行くよりは長い時間不在になるので、戻った時に授業をキャッチアップできないこともあるだろうし、何よりもグループワークが多いので周りにも迷惑がかかる。

 これってどうなんでしょう。なーんて考えはじめるとストレスの元になってしまうので、これ以上考えるのはやめよう。

それにしても、色んな人がいますわなー。

 

おまけ

カナダにわりと最近来たばかりの人と関わる事が多いので・・

※自分の書き方が悪く、勘違いの原因になってしまうと良くないと思うので一応注釈。

ブログの中で、『ザ・ムスリム』などとネガティブなことを書くことが多い。

来たばかりのムスリム勢は、ムスリム法の中で生きているなーって感じなので、絶対関わりたくないなぁという印象の人が確かにほとんど。

だけど、海外生活が長かったり、現地に溶け込もうとしている人は、考え方を変えようとしていたり、努力している人もいるので、ムスリム系全員が全員ヤバイわけではない。

学校のESLだとかEAPには来て間もない人が比較的多いので、『げっ!』って感じる人が多いのは仕方なく、そういう人たちが私のブログネタの犠牲となっている。

と、一応フォロー的な何か。

 

良い1日を!