カナダ/北米で就職活動をする場合、最初のステップである電話面接を終えたら通常の面接へ呼ばれます。
今までの過程:
✓オンライン応募
✓オンラインアセスメント約40分(性格適性検査)
✓電話面接
今回はその次の面接でよく聞かれる質問と回答例、自分が実際に聞かれた質問について書いていこうと思います。
面接は2回、各2,30分ずつ
私の場合、面接は人事部門(HR)のアシスタントディレクターと採用担当部門のアシスタントディレクターとの面接がそれぞれ2~30分程ずつありました。
質問は一問一答式で、質問に対しての答えを面接官が手書きで紙に記録を取っていくという結構アナログなスタイルでした。面接官がメモを取っている間は待っていないといけませんでしたが、その分答え方を考えられる余裕が出来たり、返答にアイディアのない答えをする時にアイコンタクトをされることもなかったので、良かったとも言えるのかもしれません。
質問はHRからは北米でよく聞かれるという基本的なことを、採用担当部門からは主に仕事の専門的なことについて聞かれました。
北米でよく聞かれる面接での質問
❏Tell me about yourself.
(あなたについて教えてください)
❏What major challenges and problems did you face? How did you handle them?
(難しかったメジャーな挑戦と向き合った問題はなんですか?どのように解決しましたか?)
❏What is your greatest strength?
(長所は何ですか?)
❏What is your greatest weakness?
(短所は何ですか?)
❏How do you handle stress and pressure?
(ストレスとプレッシャーをどのようにハンドルしますか?)
❏What was the biggest accomplishment (failure) in this position?
(前のポジションで一番大きな達成(失敗)したことはなんですか?)
❏Why are you leaving or have left your job?
(なぜ前の職場を離れたのですか?)
❏Why do you want this job?
(なぜこの職が欲しいのですか?)
❏Why should we hire you?
(なぜ君を雇用するべきなのか理由を教えてください)
❏Do you have any questions for me?
(質問はありますか)
このあたりの質問はどこを調べてもすぐ出てくるので、必ず答えられるようにしておきましょう。他に、短期目標・長期目標(例:3年後、5年後、10年後)を聞かれることも多いです。また、最後の質問は仕事への意欲度を見られるそうなので、必ず質問の用意をしておきましょう。
私の場合:
今回は特別想定外の質問をされることはありませんでした。
他に聞かれたのは、
❏なぜこの会社なのですか
❏以前の職場での役割を教えて下さい
❏あなたの以前のスーパーバイザーはあなたのことをどう言う(評価する)と思いますか
❏あなたの性格について教えてください
❏この仕事が自分に向いていると思うエピソードを教えてください
❏コンプレインをどのようにハンドルしますか?象徴的な出来事の例を教えてください
❏表彰経験はありますか
すべてを覚えているわけではありませんが、だいたいこれらのことを聞かれました。沢山聞いてきた方だと思います。面接が終わる頃にはA4サイズ3,4枚にギッシリと文字が羅列していました。(また思い出したら追記しておきます)
採用担当部門の面接で聞かれたこと
実際の業務の専門知識について聞かれることが多かったのですが、共通して考えられそうな質問は以下です。
❏仕事を早く覚えられますか
❏同時にやらなければいけないことが沢山ある場合、どのようにハンドルしますか?
採用部門は「人がほしい」(季節労働で応募)ようで、とても好意的に話を進めてくれました。あと、アジア人ということでよっぽど若くみえるのか、思っていたよりも意外と経歴が長かったのか、かなり驚いていました。
あとは、少し笑いを入れるようにしました。カナダ人たちは笑うことが大好きなので、お互いに少し笑いを入れることで、その場をリラックスさせようとする傾向があるように感じます。自分の話もクスりと笑ってもらえて嬉しかったです。
おわりに
人事担当者との面接の方が大変でした。自分の住んでいる保守的な土地柄なのかもしれませんが、白人ローカル以外は「よそ者扱い」をされやすい土地です。そのため、面接担当者は無意識なのかもしれませんが、最初の数分間は決してアイコンタクトを取ろうとはしませんでした。口は笑っているのですが、目線を下に落として話をしてきました。色付きの外国人の登場に単に動揺していたのかもしれません。(この土地ではよくあることです。ローカル以外の人との話に慣れていない人が多いようです)
ここで動揺してはいけないと思ったので、少しでも雰囲気をよくしようとたまに冗談を言い、全てポジティブで明るい雰囲気のまま真摯に回答していきました。
それが功を奏したのか、最後には笑顔で私の目を見て「次はGM(ジェネラルマネージャー)との面接だね。数日以内にセッテイングするけど、次もこの調子で頑張ってね!」と言ってくれました。
以上、面接でよく聞かれる質問、自分が実際に聞かれた質問でした。
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