カナダのまぁまぁ田舎町の、とあるコンドで賃貸暮らしをしている。
次の契約満了時に出ていこうかと考えていたら、ユニットの持ち主が売ることに決めたらしく、契約満了時に延長無しで出ていかなければいけなくなった。
※写真はイメージです
コンドの分譲価格は、数年で本当に値上がりするということを数値で見てびっくり。
そんなに良いエリアにあるわけでもないのに、元が取れたどころか、軽く高級外車が買えるほどは利益を得ているようだ。
(こちらから聞いたわけではないけど、リアルター(不動産屋)が教えてくれた)
それを聞き、実際に数値の推移を目の当たりにすると、「安い物件でいいから何かユニットを買って、数年後に売ったらいいよ」と薦めてくる人たちの言葉が理解できるような気がした。
ダウンペイメント(頭金)
物件購入時のダウンペイメント(頭金)は、契約や規定等にもよるよう。
物によってかなり違うようだけれど、通常25%で、
永住/市民権を持っていなかったり、海外からの投資としての購入だったら、
35%以上が基本であるそうだ。
永住/市民権ホルダーだったら、
中には、5%や10%のダウンペイメントでも購入できるところがあるらしく、
分譲マンションを購入して、
月々のレント代としてテナントに借金を返してもらうケースが、結構多いらしい。
日本と違って、購入時よりも売却時の方が家の価値が上がりがちなカナダ。
「多少無理してでも買うべきだ」といってくる人たちの言葉も、数値で見ると「なるほどー」ってなりますな。
まぁ、でもかと言って、5%だけをダウンペイメントとして支払って、返済最長期間(25年とか)払い続けるのも辛いけど。家を買いたかったら、やっぱりある程度は貯めないと、ですね。
リアルター(不動産屋)がやってきた
というわけで、家を売りに出すために必要なことをすべく、リアルター(不動産屋)がメジャーメントガイ(測定士?)を引き連れてやってきた。
測定する人はさらに見習いの若者を連れてきていて、彼に図り方を教えていた。
赤いレーザーポイントを壁に当てるとすぐに自分の場所からの距離が測れるらしく、ピッピッピッとささっと仕事をやってくれていたのが印象的。
いきなり前日の朝に「明日行くわ!」と、今使っているリアルターとは違うリアルターから連絡が来て、こちらの都合等一切無視な横柄な態度に相当ムカついていたのだけれど、会ってみたらまぁなんとか大丈夫だった。
テキストや電話じゃなくて、実際会ったら人って多少印象は違うもんですね。
で、このリアルターは測定士が至る所を測定している間ずっと暇だったらしく、私の話し相手になって世間話をしてくれて、家のことも色々聞けたぜ。
リアルターから聞いたこと
➤オーナーが家の売却を決めたら、賃貸契約満了日の90日前から購入希望者にユニットを見せられる
➤入居中の家を見に来る人がいる場合、24時間前ノーティスをもらえる
➤入居中の家を見に来る人がいる場合、見学時間として1時間は外に出ていないと行けない
➤見学(ショウイング)リクエスト(日時指定)に対して、2回断ることができるが、3回目は拒否権がない
➤購入候補者が現入居者がいる状態でユニット見に来る場合、見学者は現入居者の意思とは関係なく、冷蔵庫やクローゼット等備え付けの家具を自由に開けられる(ライセンスド リアルター同行の場合)
※州によって規定及び州法は異なる
おわりに
住人がまだ住んでいても、見学者は自由にプライバシー空間を開けて見て周って良いんだってことには驚いた。だけど、カナダでは普通のことらしい。
海外生活はそんなに短いわけではないけれど、これにはちとショック。いや、相当ショックを受けた。
このことについて全く知らなかったので、測定士(ローカルカナダ人)が私への確認なしに、ベッドルームの中のクローゼットまで開けて中のサイズを図りだした時には血の気が引いた。
(他にもエントランスのクローゼットなども勝手に開けていたけど、BRのものは話が別!)
見えてないとは思うけど、まさかローカルの人(オッサン)に勝手に開けられるとは予想しなかったんだもの。見られたくない場所だったので、相当青ざめていたと思う。だって、異性には見られたくないものがすぐそばにあったんだよぅ・・・エチケットとして( ;∀;)
相当ひいた顔をしてしまったからか、リアルターが「反対に、君が家を見に行く場合も、横にライセンスを持ったリアルターがいれば、自由に開けて見て良いんだよ(*^^*)」ですって。
OH---!CANADAーーー!!!
・・・まだまだ、知らないことだらけなようで。
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