移民向けの語学学校で出会ったブルガリア人の友達と久々に会ってきました。
彼女とはクラスがずっと一緒で、授業パートナーになったことをキッカケに仲良くなれました。
真面目で物静かで恥ずかしがり屋な彼女は、見た目を除けば日本人みたいなところが多々あって、親近感を感じるし付き合いやすいんです。
学校に通っていた時に、ちょくちょくランチのおすそわけをいただいていたのですが、それがまたおいしいのなんのって。
特にお気に入りだったのは、パイ生地みたいなのでできたキッシュのような「バニッツァ」でした。
ブルガリアの伝統的な家庭料理なんだそうです。
ブルガリア料理って、ギリシャの隣国だということでだいたいギリシャ料理に似ているそうです。
あと、テルマエロマエがあるのもブルガリアです。
イタリアンランチ&カフェにでも行こうかという話もあったんだけど、私が「ブルガリア料理のレストランはないの?」と聞いたことから、彼女が作ってくれることになりました。
残念ながら、この町にブルガリア料理店はないみたいです。
実は前にも一度、彼女の家で作ってくれたことがあったんですが、「バニッツァは簡単に作れるし、家に来てくれるなら子供のことを気にしなくて良いしありがたいわ」って言ってくれたので、お言葉に甘えてお邪魔させてもらうことになりました。
久々に会った彼女ですが、現在は旦那様の経営されている会社で経理として働いているそうです。
旦那様は某大学の教授さんなんですが、それとは別に会社も経営だなんてすごいですよね。
彼女も今では5か国語を操るワーキングママで、とってもかっこいいです。
ところで、日本のことは私に会うまでほとんど何も知らなかったそうです。
寿司も知らなかったそうですが、旦那様の話から日本に対して好意が芽生えたそうで、私ともすぐに仲良くなってくれたのでした。
恐らく日本人学生さんのおかげかな。
ありがたいです。
折角写真があるので、バニッツァづくりの様子を載せます。
バニッツァレシピ
<必要な材料>
- 薄いパイ生地 375g入り 1/2パック (スーパーストアで購入だそう)
- フェタチーズ 250g か カッテージチーズ400g
- 卵 2個
- プレーンヨーグルト 大さじ5
- ベーキングソーダ(重曹) 小さじ1/4
- バター 50グラム
材料は本来はこんな感じらしいけど、結構目分量でバンバン入れてました。
それぞれの家庭の味だということですね。
彼女はヨーグルトを相当増量して入れていたように感じました。
あと、今回は倍の量にして2つ作りましたよー。
1.材料を入れる
2.入れた材料を混ぜる
機械は、本来はミルクのフォーミング用のやつらしいです。
3.オリーブオイルを器に塗ってから、パイ生地を丸めて外側から敷き詰めていく
4.外側から内側へパイ生地を敷き詰めていく
きっちりと生地を丸めすぎてしまわないことがポイントだそう
5.材料をまんべんなく上からかけていく
6.185℃に予熱したオーブンで約30分焼く
カナダのオーブンは個々に性格があるので、表面に焼き色がいい具合につくのが目安。彼女は170℃まで落として焼いてました。
7.出来上がり
いいにおいーーー♪
前回遊びに行った時に好評だったからと、冷製スープも作ってくれました。
さ、寒いっしょ?って思ったけど、家の中は暖かいからかな。
ヨーグルトベースのスープで、みじん切りのキュウリ、ガーリック、ディル、コショウ、オリーブオイルなどが入っています。
結構ガーリックが効いてます。これもまたシンプルだけど美味しい。
自分で作ったこともあるけど、なんか彼女のとはちょっと違ったのよね。
それと、ブルガリア流のあまーーいマフィンも作ってくれました。
砂糖の量は日本のレシピで言えば3.5倍位です。
なぜ彼女が痩せているのかわかりません。
出来上がったものにさらにアイシングです。
美味しくいただきましたーーー。
やっぱバニッツァ大好きです。
砂糖が入っていないのも良いし、フェタチーズとヨーグルトがパンになるだなんて、チーズ好きには最高です。
日本人ならきっと好きなハズ。
バニッツァは国民食でごはん。
マフィンはデザートなんですね。
パンにパンですが確かに味が全然違います。
スープも生ガーリックの味がピリッと効いて美味しかったです。
ちなみに手土産は、彼女が花好きだということで、春っぽいブーケにしました。
写真撮り忘れたけど喜んでくれてよかった。
彼女の息子君。
家の中は28度に設定してあるらしく熱いぐらいだからなのか、半袖で遊んでいました。
私、ダウン着て行ったけどね?
今ハマっているのはドライバーらしいです。
ブルガリアの木々が植えられているということでパティオに出たかったんだけど、強風だったので今回は諦めました。
暖かい部屋の中で、帰宅時間までおしゃべり。
気のおけない友人と他愛もない話ができるっていいですね。
忙しいママさんなのでなかなか会えませんが、「気分転換できた」って言ってくれて嬉しかったです。
お土産までいただいてきちゃいました。
紅茶と一緒にいただこうと思います。
この土地で、もっと他にも友達がほしいなって思いました。
学校でも仕事でも、一度辞めてしまうとなかなか関係を続けるのが難しいのが寂しいのですが、今回会ってくれたのでとても嬉しかったですー☆
お、アマゾンでも薄いパイ生地売ってたー。