LIB - Life in Bloom

カナダと日本と韓国と、たまにオーストラリア。人生真っ盛りという意識で生活したい

カナダでロンドンからの洗脳?詐欺?催眠?セミナーに行ってきた 1/2

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課外活動の一環として、学校の外でいくつかのイベントに参加しないといけない。

ワークショップ・セミナー・ボランティアなど何でも良いけど、レポートの提出をしないといけないんだってさ~。それとプレゼンテーションもあるのよ。最低参加時間数の下限も決められていて、ボランティア活動なのに強制されるって何なのよ?なんて思っている。

文句を言っても何も始まらないので、早速1つのセミナーに参加してみた。

 

 

今回参加したセミナーのタイトルは『オンラインでのアフィリエイトマーケティングとインターネットマーケティング』。そう、怪しさ全開なのである。

 

「無料イベント」 

近場で行われるイベントの情報が見つかるこのサイトから、「無料イベント」を検索して申し込んだ。

www.eventbrite.ca

サイト自体は健全なものなのだけど、中には変なものもあるというのは、日本でも多分同じことなんじゃないかな。

自分の場合は、遅れてやってきた生徒なわけで、周りに追いつくべく、とにかく時間数を稼がないといけないという焦りがあった。

 

某ホテル会場にて

セミナー会場は郊外に位置する某ホテル。ビジネスライクな格好をしていったけど、集まってきた人は意外とラフな服装の人が多かった。数人キャリアウーマンみたいな女性を見かけるも、中には「え、インターネット・・触れるの?」っていう7,80代のアジア系のおじいちゃんとか、「ビジネス・・本当に興味あるの?」と思ってしまうような人も多数見かけた。無料だからそんなものなのか。いや、これは多分、偏見ってやつだ。あちらからしたら、私も「君、英語・・わかるの?」な人なわけだろうし。

 

妙なハイテンション

開場前、妙なハイテンションでイギリス英語を話す男性から説明があった。

「申し訳ないけれど、録音・動画撮影は禁止させていただきたい。また、そういった行為への疑いにつながってしまうので、パソコンの使用も辞めていただきたいのです。ご理解のほど何卒よろしくお願いします。」と。

マジか。iPadでメモを取りたかったのに。

この時点で、すでに違和感を感じていた。受付対応をしてくれた人も、会場誘導の前に話をしてくれた人も、みな一様にイギリス英語を話している。あまり聞き慣れないイギリス英語が、さらなる違和感を助長させているのかもしれないけれど。

 

会場開場

そして、ワークショップが行われるバンケットルームが開場され、中に入った。 

会場は死ぬほど寒かった。冷蔵庫の中の方が暖かいかもしれない。外はたったの数度で、しかも小雨が降っていると言うのに、暖房ではなく冷房がガンガンかかっている。

用意されていた椅子には、それぞれホテル製のメモ帳とペンが置かれており、メモはここに取ってねという意味であるようだった。

 

冷凍庫のような寒さの中で 

冷凍庫のような寒さの中で、主催者が登場。

彼も妙なハイテンションなイギリス英語で、10代の女の子のような恐ろしい早口で話しはじめた。ロンドンからやってきて、今はカナダ内をセミナーツアーでまわっているということだった。全身黒尽くめのスーツに、インカムをつけて話をする。会場内の参加者へ順番に目を合わせながら話していたが、彼の目に違和感以上のおかしな感覚を感じた。

 

催眠術師のような目を持つ男

いつも例えがドラクエ系の話で申し訳ないけど、ドラクエなどのゲームの世界の中にでてくるような、催眠術師だとか詐欺師だとかの独特の目をしていた。瞳孔がぼやけているというか、瞳の奥にもう1つの何かがあるというか、何というか。見つめられると不思議な感覚になる。もちろん恋の訪れではない。なんなんだろう。おまけに温泉に浸かっているような、心地の良い絶妙な声のトーンで話すんだ。ヘルツの違いなのか何なのかわからないけど、めちゃくちゃ早口で話すのにも関わらず、うっとりしてしまうような声だった。もちろんこれは恋ではない。イケメンでもない。周りのオッサンもお姉様方もおじいちゃん勢だって、どんどん彼の話に引き込まれていっている様子が伝わってきた。ほら、コレは恋ではない。何かの術だ。

 

意図的に早口で話すのは狙い

めちゃくちゃな早口で話すのは、参加者に「瞬時の判断」ができないようにするため。よくわからないし感覚的なものだけど、意図的だと思った。まさか、こんな時に不思議好きであることが役に立つとは。この人って、そういう番組で出てきそうな明らかな典型的な人だったんだもの。

おかげで、早いうちから何があっても『絶対買わない』『絶対申し込まない』ことを心に決めることができ、忘れないようにノートのすぐ目に留まるところに決意を書いた。だって、絶対にひっかからないかというと、それはもうわからないんだもの。術にかかってしまう可能性は0%ではない。

しかし、それが功を奏したのか、その後はただイギリス英語リスニングとブログネタ探しに没頭することが出来た。

 

判断を鈍らせる 

思った通りだ。話者は通常会話の2、3倍速以上の早口のまま、何度も参加者に手を挙げさせたり下げさせたりさせている。面白いジョークを交えて話しているので、沢山笑わせてもらったけれど、90分のセミナースケジュールのうち、インドロダクションに2,30分もかかっているのはどう考えてもおかしい。成功するために読むべき本の話だとか、過去のダメダメだった自分の人生についての話などを、早口のまま、特に詰まることなく、パワーポイントを上手に使いながら進めていく。違うセミナーに間違って紛れ込んじゃったかな?なんて思った程だった。

 

彼の話に出てきた読むべき本(普通にベストセラー):

Tools of Titans: The Tactics, Routines, and Habits of Billionaires, Icons, and World-Class Performers

 こうやってちょいちょい本気の物を入れてくるからなのか、段々とこのオッサンがすごい人であるように見えてくる。隣の白人女性なんぞは、沢山笑い、手を上げたり下げたりし、席を立ったり座ったりしているうちに、彼の話術の魅力にハマってきたようで、横目でチラッと見やっただけでも目が♡みたいになってきているのがわかった。確かに彼の声は心地よく、ぬるま湯に浸かっているような幸せな感覚を一瞬感じてしまうほど。っと、これがやつの手口だ。気をつけろ。

 

購買への誘導

それにしても、アフィリエイトの話は全く出てこなかった。レポート提出(&プレゼン)しなきゃいけないのに、こんな感じの体験談を英語にしただけで提出することになりそうだぞ。これはいかん。

しばらくそんなようなことを考えていると、ついに「購買誘導」へと話が移った。

 

キターーーーーー(^o^)!

 

ブログに書けるから最低でも来てよかったと思う私とは対象的に、周りは少し引いていた。しかし、ここからが腕の見せどころだ。

彼は沢山の成功論や実績・成功例について具体的に話していき、会場の盛り上がりを最高潮に持っていった。そして、絶妙なタイミングで『ノウハウを全て講義する3日のプログラム』への参加を促した。

 

 

さて、おいくら

主催者(意訳):

何かを始めようとする時、初期投資はどうしても必要不可欠だ。1から2を生み出すことはできるけど、0から1をクリエイトするのは本当に難しいことだ。そのためには、ずば抜けたの成功をすでに経験している人から、直接習うことが一番だ。それほど簡単なことは他にない。誰が秘訣を無料で教えてくれようか。本当は誰だって教えてほしくない。そりゃそうだろう。

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僕は完全に成功してきたこのメソッドを今までも色んな国でレクチャーしてきた。僕から学んだ人はほとんどの人がうまくいってる。限りなく全員に近いと言ってもいいだろう。

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というわけで、3日間で全てのノウハウを詰め込んだレクチャーをこの町でも行うことにしました~~!

 

さて、気になる3日間の講義は $997!

家での学習キットとパソコンが入るバッグ $997

僕からの個人コーチングセッション $997

オンライントレーニング $997

合計して $3,988

の、ところを!何と特別に今日は 全部で$997

 

パワーポイントのスクリーン上に、次々と数字が浮かび美しく羅列する。

 

なんか典型的で面白かった。

というのは、私だけであるようで、周りの空気がパッと華やかに変わってきているように見えた。ウソでしょ。

 

主催者:さて、今日この『家での学習キットとパソコンが入るバッグ$997相当のもの』を今すぐ持っていきたい人は手を上げて!

 

(誰も手を挙げない)

 

主催者:恥ずかしがらないで。成功への近道。このツールセットを手に入れることで、君はもう片足を前に出しているようなものだ。

さぁ、今日これを持って帰りたい人?席を立って?

 

なんと、黒人5人が席を立った。

 

(!)

 

主催者:じゃあ、君たち前に出てきてね。

 他にはいない?今すぐこのキットが持って帰れると、周りに差がつけられるぞ。

 

若い白人女性と白人カップルが席を立ち前へ出た。

 

(わお!)

 

 

長くなってきたので記事を分けます。後編へ続く~。