LIB - Life in Bloom

カナダと日本と韓国と、たまにオーストラリア。人生真っ盛りという意識で生活したい

折角入ったカレッジを差別が原因でたった10日で辞めた話 3/4 

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前回からの続きです。

 

 前回までの記事:

www.alena-lib.com

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追記※:誤解があったようのでここで付け加えさせてください。

この体験はあくまで個人の体験であり、カナダの中でも「田舎」+「特殊な土地柄」だというものです。また、他記事でも書いておりますが、西海岸に住んでいた頃にはこのようなわかりやすい体験をしたことはありません。決してカナダ全土についての批判等をしているわけではないことをご理解いただけますと幸いです。

当方の文章力がないために、誤解を与えてしまった方々にお詫びします。

 

以下、ご理解いただける方のみ読んでいただけると幸いです。 

 

 

 

だんだんと学校での自分の立ち位置がわかってきました。意見してはいけないし、何をするのにもまずカナダ人が先だということです。

あまり知られていませんが、前首相時代に「カナダ人に等級をつける法律」がカナダでできてしまいました。移民であり、第2言語話者であり、アジア人でもある私はトリプルパンチのため、それ以下の以下扱いなのだと悟りました。

 

- 参考までに -

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What dual citizens need to know about Bill C-24, the new citizenship lawより

 

2015年6月11日付けで発布されたこの「C-24法」では、以下の条件を満たすとカナダ国籍であっても第2級市民という扱いです。

・カナダ国外にて出生

・カナダ生まれだが他国籍

・他国の国籍を取得できる状態 

 

前首相の所属する政党が大敗し、現ジャスティン・トルドー首相へと変わってからは、このふざけた法律はなくす動きがあるようです。最後まで前首相とその政党を支持し続けたのは、カナダの中でも保守勢力だと言われる2州だけでした。

私が住んでいるのはそのうちの1つですが、カナダの中でも特異な気質のある土地だということをわかってくれると嬉しいです。

 

話は戻って、そういった色濃い風潮のある独特な土地ですから、ある程度の覚悟はしていました。町中で小さな差別をされることなんて、気にもしていられないほど日常茶飯事のことで、今や慣れたものです。しかし、努力と覚悟だけでは、どうにもならないこともあるということを知りました。

 

そこは開けておいて

技術系の学校でしたから、技術を学んで練習することもカリキュラムの中に入っていました。この日も授業で新しいことを学び、早速ペアになって練習することになりました。当然であるかのように、今回もインド人女性とのぺアにされました。諦めもついていたので、彼女とうまくやろうとだけ思いながら練習スペースへ行くと、先生から断りがありました。

先生は「あ、そこは開けておいて。」というと、どこかへ行ってしまいました。どうも、私たちには練習をするなと言っているようでした。練習スペースはまだ空いているのにも関わらずです。

 

インド人女性、楯突く

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画像はイメージです。実際の人物とは関係ありません。

 

先生の言葉の意味が分からず、どういった反応をすればよいのか困ってしまいました。しかし、先生が実習場所へ戻ってくると、すぐにペア相手のインド人女性が先生にこう言ってくれました。

「そこの練習用のスペース開いていますよね?明後日には技術テストがありますし、座学クイズの勉強もありますから、自宅で練習するのにも時間がありません。それでなくても、私は家で家事と子育てに追われるのです。今は技術実習の時間ですし、授業内であなたからアドバイスをいただきたいのです。どうか私たちも同じように練習をさせていただけませんか?」

イギリスに長く滞在していた彼女は、できるだけ丁寧に紳士的な言葉遣いを選び先生にお願いしました。

ちょくちょくKY発言をしてしまう彼女でしたが、今彼女の言うことは最もでした。

 

あんたたちは家でやって

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なんと、先生の答えは「ノー」でした。

さらにぶっきらぼうな口調でこう言いました。

「そこは誰か来るかもしれないし、開けておかなきゃいけないの。あんたたちは家で各自練習して

 

この土地での差別に慣れてきている私は、諦めの気持ちが強いがために何も言えませんでした。以前なら毎度楯突いていたところですが、「言ったモン損」となる風潮は、カナダにも間違いなく存在するからです。

(話の内容によりけりで、反対に「言ったモン勝ち」になることも存在します。)

 

そこで見ていなさい

それでも屈しないインド人女性は、「それでは、これからの時間は一体何をすれば良いのですか?」と聞きました。しかし、先生は冷たく「他の生徒の実習の様子をそこで見ていなさい」と返答し、言い終わるとすぐにウンザリした様子で、白人グループの方へ指導に行ってしまいました。

 

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画像はイメージです。実際の人物とは関係ありません。

 

取り残される

取り残された私たちには、もはや成す術もありません。インド人と私(アジア人)以外の全員は、とっくに実習に取り掛かっているのです。期待もしませんでしたが、誰も助けてはくれません。インド人女性はブツブツ文句を言いながらも、違う生徒の実習を見る側に回っていました。

気持ちを切り替えられる彼女のことを、少し羨ましいと思いました。

 

トイレへ駆け込む

その日は、座学の中でも辛いことがあったので、ついに自分の中で消化しきれなくなってしまいました。キャパオーバーというやつです。泣いたってどうにもならないなんてことはとっくに知っているのに、たまらずトイレへ駆け込みました。泣くことで多少スッキリできるだろうと思ったのです。どうせ実習には参加できないのです。どこにいたって同じだと思いました。

 

 

長くなりそうなので一旦ここで区切ります。

次回で終わらせます。

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